
パレスチナのオリーブオイルや刺繍作品などをフェアトレードで輸入販売するパレスチナ・オリーブ代表の皆川万葉さんとの共著で、高橋美香さんの近著です。
民族や宗教、先進国の思惑が複雑に絡み合い、日本からは物理的な遠さだけではない距離を感じてしまうイスラエルとパレスチナの報道は、メディアや発言者の立ち位置によりイスラエル目線となり、パレスチナがまるで悪人のように伝えられることも少なくありません。
この本では、パレスチナの人びとを、生業を通してそのひとりひとりの存在に光をあて紹介しています。
ニュース目線ではなく、パレスチナの人びとと同じ目の高さから改めてこの問題を見直してみてください。
後半の「パレスチナの歴史」、Q&A パレスチナの「仕事」とその「背景」のこと、にも紙幅が割かれていますので、パレスチナ入門におすすめです。
発行:2019年/かもがわ出版
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/1026.html
古書ほうろう店内にて高橋美香さんの写真展「パレスチナの人々」を2/28まで開催中です。(終了しました)
https://horo.bz/event/takahashimika20210113-0228/