
絵本で選挙を体験できる、おもしろい仕掛けの絵本です。
ぽりぽり村の悩みごとを解決するため、選挙をすることになりました。
毎年冬になると湖に大きなドラゴンがやってきて居座ってしまう。。
この時期は怖がって旅行者が来てくれなくなってしまう。
どうしよう。
〈クマのベアさん案〉
網を仕掛けて追い払って観光客を増やす!
〈シカのディアさん案〉
ドラゴンの美しい鱗でつくった工芸品で村を豊かにしましょう!
さぁ、どちらの案がいいと思いますか?
読者がどちらに投票したかによって物語が分岐していきます。
選挙ってなあに?投票ってなあに?
絵本を通して、子どものうちから政治に目を向け、考えたり、自分の意見を言ったり、人の意見を聞く、そんな習慣を身につけるのにうってつけの絵本だと思います。絵もすばらしくておすすめです。
選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられましたが、若い方々の投票率が低いと報道されていて、将来の長い若い人こそ投票して欲しいのに!と悶々としているときにこの絵本の存在を知りました。
小学低学年向けの絵本ですが、18歳、主権者になって慌てないように、小さい頃から準備ができたらいいなと思います。
『ポリポリ村のみんしゅしゅぎ』
蒔田純 文/おかやま たかとし 絵
発行:かもがわ出版 2021年5月10日